新OSで一社独占打破に挑む
競馬騎手:ターボリナックス社社長 矢野 広一氏に聞く
ターボリナックス社社長矢野広一氏。
「Turbolinux FUJI」のパッケージ。
ターボリナックス<3777>は、デスクトップパソコンやノートパソコンに最適な基本ソフト「Turbolinux FUJI(Version 11)」(以下、FUJI)を25日から全国発売する。
「Turbolinux FUJI」は、「Turbolinux 10 Desktop」(以下、10D)の後継製品にあたるLinux OSで、完成された日本語環境と高いセキュリティと、Windowsとの互換性を高めたデスクトップ環境を提供する国産OS。Windows互換ミドルウェア「David」を収録したことにより、Linux OS上で既存のWindowsアプリケーションを利用することができる。
価格は、「Turbolinux FUJI」が1万6,800円(税込)、基本機能のみを搭載した「Turbolinux FUJI Basic」が5,800円(税込)。 11日から、先着1,000名にロゴ入りオリジナルグッズをプレゼントする先行予約を受付中。
「David」を搭載し、Windowsとの互換性を高めたLinuxOSとして、官公庁や教育機関などの各方面で話題となっている「Turbolinux FUJI」、その戦略と今後の展開について、同社社社長矢野広一氏に話を聞いてみた。
-「FUJI」を発表されて、反響はいかがですが?
矢野 「いいですね。10Fの時よりもも問い合わせや反応が良いですね。特にエンドユーザよりも、システム管理者からの反応が良いです。今回の「FUJI」は、Windows Active ディレクトリ配下でユーザ管理ができるんですよ。ですから、現在のWindows環境に10数台の「FUJI」を入れても、今までと同じWindowsの管理画面からユーザ管理ができるんですが、それが評価を得ているようで、そこに対する質問や問い合わせを多くいただいています」
-教育機関にLinuxの導入が増えていることでの影響をどうお考えですが?
矢野 「FUJI」は、10Dを出した時よりも手応(てごた)えが大きかったんです。10Dは、教育機関に導入された数量が、それまでとは桁(けた)違いに伸びたんです。学生時代のLinuxに触れた学生さんが、今では社会人として企業に入っているわけで、ユーザ層が着実に増えてきています。「FUJI」の製品自体の魅力もありますが、10Dで扉をこじ開けたことが、今回の「FUJI」につながっているのだと思います。教育機関にLinuxが導入されていることは、長期的にみれば、どんどんLinuxに馴染(なじ)んだ人が管理者に増えていくわけですから、10年経(た)てば自然にWindowsの独占市場は崩れると思っています。ですが、10年よりも早く、そうした時代にしていくのが、我々がやらなければならない仕事です。
-マイクロソフトとは、違うビジネスプランを目指すということですね?
矢野 OSはすでに、社会のインフラと同じだと我々は考えています。我々が、アナザーマイクロソフトになってはいけないのです。一社独占状態のマイクロソフトのかわりにLinuxがなれば良いわけではありません。
-「FUJI」をリリースして、これからの方向性がはっきりしてきたような印象をうけるのですが。
矢野 以前は、我々の方向性が正しいのか暗中模索なところもありましたが、「FUJI」をリリースして、見えなかったゴールが見える位置に来たと実感しています。まだ先は長いですが、ゴールをしっかり見て進めるところまできたと思っています。【了】
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ライブドア・コンピュータより引用